月に一度の身体測定。
3月の今、「大きくなったね(身体測定)やるよ~」というと、ニコニコ医務室まで歩いてくる1歳児、寝台式の身長計に自分からゴロンとする0歳児。
入園して間もないころの、身体測定を嫌がる姿がウソのようです(笑)
でもまた、4月がやってきます。
早く慣れて、泣かずにでき、そのうち喜んでやるようになるポイントをご紹介します!
0歳児の身体測定のコツ
入園して間もなくは、子どもすべてのことがドキドキです。数年前から、慣らし保育で保護者の方がいるときに、一緒に計測しています。5月からは楽しい雰囲気で。身長は服を着たままでも測れます。体重はおむつ交換や着替えの時などに行うなど、職員や子どもの負担をできるだけ少なくする方法もあります。担任と相談しましょう。
1歳児の身体測定のコツ
0歳児から進級したお子さんも、担任の先生が変わると、できていたことがうまくできなくなってしまうもの。
少人数で行うと落ち着いてできます。
できるだけ、注意するような状況を作らないことが大事です。
注意される=注目を浴びるので、ますますいたずらしたり、他のお子さんが真似をしたりします。
少人数で行うことを面倒くさがる担任もいるかもしれませんが、注意せずニコニコで終わる分、ストレスは少なくなります。
1歳児の新入園児は、0歳児より嫌がるお子さんもいます。
場所見知りしてしまうなら、医務室ではなく保育室で行うのもいいですね!
2歳児からの身体測定のコツ
保育園経験なく、家庭から入園したお子さんは大暴れで嫌がる場合もあります。
無理じいせずに他のお子さんがするのを見せてみましょう。
どうしても難しい場合は、4・5月は保護者のいる時間に行うのもいいですよ。
月に1回、6年間
身体測定は全園児と1対1で関われる、看護師にとって貴重な時間です。
身長や体重をはかりながら、皮膚の状態をみたり、身体操作性を見たりもできます。
頭髪を見てアタマジラミの確認をすることもあります。
名前の呼び方でも成長発達がわかります。
1歳をすぎると「○○ちゃ~ん」「はーい」、1-2歳児になると「あ~なたの、おな・ま・え・は♪」って歌ってきいてみたり(時にはおもちゃのマイクを持って)、2-3歳児になるとフルネームが言えたり、3-4歳では自分の名前に”ちゃん”をつけないとか… 。
お楽しみ♪
また体重測定後、 「今日の質問♪」と題して、子どもたち一人ひとりに質問をしていました。
「あなたの誕生日は何月ですか」
「あなたの誕生日は何月何日ですか」
「あなたはのおうちはどこですか」
「あなたの家の住所はどこですか」
「保育園からどうやって帰りますか」
クラスによって内容をステップアップさせます。
「好きな歌は何ですか」
「運動会で頑張ったこと・楽しかったことは何ですか」
「お正月は何をしましたか」
担任の先生と相談して、クラスの課業に合わせた質問をすることもあります。
3月最後の質問は「宝物は何ですか」
楽しい答えがあったり、時には本音が聞けたり、ホロリとしたり、いい時間です。
また、前年度の記録と照らし合わせて、成長を感じることも多いです。
お家でも
おうちの方だったら、身体測定の結果のお知らせを見た日に、お子さんに「今日の質問♪」をするのはいかがでしょうか。 月に一回の定点観測は、からだの成長と心の成長、両方を感じられますよ。
身体測定は月に1回。
6年間続きます。
ただ測ればいいと雑にすることなく、大人も子どもも楽しめるものにしたいですね!